ここしばらく集中して、ウルトラランナーの故原健次さんの原稿を整理した。予想以上に分量があり、原稿用紙で1700枚になっている。道理でなかなかはかどらなかったはずだ。
なかでも印象的なのは、胃癌手術後に書かれた「ガンは運次第」という原稿だ。もともとが博士号を持つ化学者だとはいえ、医師の言葉や医学知識を自分のものとして咀嚼し、それをきちんと素人に説明してくれる。
2週間ほどの入院期間中、しかも胃を全摘する大手術をしたというのに、なんと50冊の本を読んだ。軽い小説ではない、硬派の本ばかりだ。
その精神力に、素直に頭が下がる。寝巻きを着ただけで病人気分になってしまった自分が情けない。しかし原さんは、虚血性心不全、おそらく心筋梗塞でなくなった。あれほど自分の体がわかっていた人でも、心筋梗塞の発作は防げなかった。このことも肝に命じておきたい。
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病室は4階なのだが、LTEが入っている。やっぱり速いように感じる。ネットワークの方は、KANケーブルがないので、まだつないでいない。
なんだか、あんまりバッチリと体制は整えたくない気分だ。病院指定の寝巻きに着替えたら、一気に病人になってしまった。
いま左手に点滴を入れてもらった。こうなるともうMacbook Airを取り出す気力が失せる。さらに右手首からカテーテルを入れるので、午後は両手がふさがる。iOSデバイスはやはりバリアフリーというか、弱者に使いやすいのだ。
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昨年12月の手術で設置したステントが問題ないかチェックするために、今日またO病院に入院した。午後2時半からまたカテーテルを入れる。これで問題なければ、血をさらさらにする薬がひとつ減らせる。
10時に車で送ってもらって入院手続きをし、すぐに病棟へ上がる。病室は、前回と同じ部屋。壁紙の汚れがかなり目立つ。こんな感じだったかなあ。
ドクターが来て話をし、いまナースの説明を受けた。夜中まで点滴が抜けないし、傷口の圧迫も朝まで続くという。そうだ、そうだったんだ。そう甘くはないな。
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スティーブ・ジョブズが亡くなって、もう1年が過ぎたという。信じられない。早すぎる。そのあいだ、スティーブの作品たちをどう使いこなして、何を成し遂げたのかと考えると、がっくりきてしまう。iPhone5の完成度の高さに、これが作りたかったんだなという思いが伝わってくる。
アップルのトップページの追悼ムービーに、じーんときてしまった。モノクロームの写真が、独特の効果を生んでいる。アップルのロゴマークを白にしたのもこのためのものだったのだ、などというばかな思いがついつい浮かんできてしまったほど、インパクトのある映像だった。
3時半頃まで原稿を書いていたので、寝坊。あわてて散歩に連れ出す。
▲台風一過なのに、まだ夏が居座っている。上池のカワウ。頭が禿かかっていて、ちょっと普通のと違う。
▲下池の至近距離にアオサギ。iPhone4で撮るのも、これで最後だ。
▲「獲物をポイントする精悍な猟犬」の姿を撮りたかったのに、ちっともアオサギに興味を持たず、抱っこになってしまう。
▲彼岸花の群落。いつのまにか生えてくる、不思議な花だ。急に茎が伸びるのだろうか。あとでちょっと調べてみよう。
近所の井草八幡宮が、9月30日が宵宮、10月1日が本祭典だった。30日の夜に台風が抜けたせいで、1日は台風一過の大快晴。昼過ぎに太鼓の音が聞こえてきたので、カメラを持って黒犬と飛び出す。
ちょうど公園の入口で休憩になり、みんなでジュースを飲んでいる。なかなか出発しない。車が通ると、交通整理が大変だ。山車は、子どもたちが引く綱と、山車本体とがずいぶん離れている。安全のためにこうしているのだろうか。ほとんど付き添いの大人たちが引くのかもしれない。ここから先は、擂り鉢を登る坂道になる。
昔、太鼓を叩きたくて仕方がなかったのに、上級生がやらせてくれなかった。たしか4年生になったらやれることになっていたのだが、ちょうどその年は御輿の人数が足りず、担ぐほうに回された。だから、山車に乗って太鼓を叩くことができず、恨みが残った。ところがこの山車には女の子が一人乗っているだけ。みんな競って叩きたがったものなのだが……。
御輿も少し離れたところで待っていたが、やがて動き出す。みんなの顔を見ると、けっこう軽いのだろう。女の子も積極的に参加していた。
昨日、ヨドバシカメラ吉祥寺から電話があって、iPhone5が入荷したというので、今日の午後、引き取りに行った。これはその新しいiPhoneで書いている。
とにかく軽いのが、驚きだ。さらに薄い。これだけの高性能をこんなに小さなボディに押し込んであるとは、信じられない。
さらに速い。どんな動作も楽々こなす。こういった日本語入力も、iOS6にしてからぎりぎり耐えられるトロさになってしまったが、じつにキビキビと動いている。これだけで、気持ちが軽くなる。
画面が縦に長くなり、ホーム画面ではアイコンが一段分多く並ぶようになったのも、すごく使いやすいし、日本語入力のキーボードによって隠されてしまう本文入力エリアも広くなった。何か書いてみようかと思わせる広さだ。
アームバンドを買ってきたので、新しいイヤホンのテストを兼ねて、ジョギングもしてみた。軽いため、腕に着けていても気にならない。イヤホンもうまく耳にハマって、これまでのものよりずっと違和感が少なかった。懸案だったScoscheのBluetooth心拍計もちゃんと動いている。じつは音楽を聴きながら走るのは初めてなのだが、こんなに気分がいいものだとは思わなかった。これは癖になりそうだ。
こんなところで、一度投稿してみようか。
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サーバーの移転で、これまで新旧二つのアドレスを設定してあったが、旧メールサーバーのエラーが頻出するようになってしまった。昨日で旧サーバーが停止したはずなので、そのせいだろう。そこで、旧メールボックスの中身を新しいほうへとドラッグコピーして、旧アカウントを削除した。
ところが！！！ なんと4つあるうちの一つ、最も大切なメインのアドレスの中身が、新しく受信した分しかない。あとの3つは問題なく来ている。振り分けたメールは残っているが、そうでないものがまだ大量にメールボックスに残っていた。完全な操作ミスだ。あわててmail.appのゴミ箱を見てもない。システムのゴミ箱にもない。ライブラリを見てもない。アカウントを削除すると、警告もなく、メールボックスのメールが削除されてしまい、復旧できないのだ！！！
あわててTimeMachineに接続。しかし、今日の分にはない。そこで、外付けHDをつないだら、例の騒ぎ以来10日近くバックアップをとっていなくて、えんえんとバックアップが始まってしまった。
ようやくバックアップが終了し、面倒なので、駄目元でメールボックスを選択して、再起動後「復旧」をやってみた。すると、今回はmail.appが落ちずに、難なく復活してしまった。全部で3691通。いまひととおり眺めて見たが、問題なく来ているようだ。素晴らしい！！！
今後、同じ轍を踏まないように、肝に命じておこう。
【付記】これだけたくさんあると、メールの移動にも時間がかかる。Finderでコピーするのと違って、何か処理をしているのだろう。メモリーを解放しようとmail.appを閉じてしまい、移動が途中になってしまった。元の読み込んだ分は残っている。中途半端になった移動分を削除して、また移動させた。今度は大丈夫なようだ。
【付記2】mail.appのライブラリにあるデータのうち、アカウントのメールボックスの分は「メールアドレス＋受信サーバー」という名前のフォルダになっている。だから、受信サーバーを変更してしまうと、過去のメールが消えてしまう可能性がある（未検証）。とにかく、気をつけよう。
台風が夕方からやってくる。それが信じられないくらい、いいお天気だ。気温も高い。で、夏休みがなかったお詫びに、最後の夏を味わおうと、Kooと野川公園に繰り出した。……などと書くと元気いっぱいのようだが、じつは寝違えたような首の痛みがひどく、腰も痛い。こんな日に家にいるとさらに悪化することが多いので、頑張って外出することにしたという次第。
▲東八道路を陸橋で越えて、さっそく水に飛び込む。まだまだ、夏が残っている雰囲気だ。
▲水はけっこう澄んでいる。このあと台風で、氾濫原はひどいことになるのだろう。
▲草がぼうぼうに伸びていて、犬の目線では視界が利かない。そのため、川沿いの草むらではなく、道に上がりたがる。すたこらすたこら。いつもより遅い時間なので、ほかの犬やランナーとよくすれ違う。
▲奥の広場で、さっそくボール遊びが始まる。
▲さあ、来い！ 弾道を見つめながら、走る。でも、よく見ないで、見当違いの方向へ走ったりすることもある。
▲おっと行きすぎた。方向転換。このあたりのターンのスピードはすごい。
▲ガフフッ。もう少しで食いつけるところ。最後は決まってダイブする。
▲これまでになく回数をこなしたので、暑くなって、舌も出る。ひらひら耳がなびく。
▲かなり走らされたので、休憩。うるうるの目で、何か喰わせろ！
▲帰りは右岸から。暑いのでひと風呂浴びてから帰ろう。どんどん水に入っていく。
▲ありゃりゃ、ここは思ったより深いぞ。ほとんど泳いでいる。
▲こうして見ると、やはり秋の雰囲気が色濃く漂っている。また、来よう。帰りがけに、売店でソフトクリームをゲットして、大満足で帰路へ。
▼以下は、6月26日のエントリーへのリンク。同じような構図の写真なのに、やっぱり9月末日ともなると、もう秋だなと痛感する。緑の鮮やかさが違う感じ。2012/06/26：夏休み前に、最後の野川公園
【付記】…台風は諏訪から甲府の北あたりを通り抜けたようで、南側になった東京はあまり雨は降らず。6時過ぎから風が強くなり、夜中まで吹き荒れた。6時過ぎと10時前に黒犬の散歩。結局雨には降られず。ぐんぐんと流れる雲越しに、中秋の名月がほんの少しの間、覗いていた。散歩を終えて戻る頃には、厚い雲におおわれてしまい、カメラを持ち出すことはしないままだった。iPhoneではとても撮れないが。
