アップルのオススメを断わって独自にやってきたマシンが、ついにギブアップしてOSをアップデートしたいとき、大変なことになると思い知った。以下、経緯を書いておく。
・ マシンは、Macbook Air 11インチ 2010 mid。元のOSは10.6.4(Snow Leopard)
・ 現在は、10.8(Mountain Lion)で使用。妻の所有。
・ Safariで見られないサイトがいくつか出てくるなど、不便を感じるので思いきって10.11(El Capitan)に上げることにした。
・ 完全にTimemachineでバックアップをとってある。
・ まずやったのは、Mac App StoreからEl Capitanのインストールをすること。ここでまず誤ったのは、ファミリー共有をオフにしなかった。そのため、妻のApple IDではなく、私のApple IDで、購入履歴(過去のインストール履歴)からEl Capitanをダウンロードしてしまった。約6GB。
・ 何も考えずに、Command+Rで再起動させる。このときおやっと思ったのは、この起動領域がMavericksになっていたことだ。これは、私がMavericksにしたときに、あまりにきびきび動くので、このマシンもバージョンアップしたときの名残だ。
・ このときは、MacAppStoreからダウンロードでき、そのままクリーンインストールまでした(いったんインストールし、その後DiskUtilityを起動してディスクを消去、さらにTimemachineからバックアップを読み込んだ)。ところが、画面をスクロールさせるとカクカクする。ネットのどこを見ても同様のトラブルはなく、みな速くなったという話ばかりだったが、もう1台のMacbook Pro mid 2009のほうも同様だったので、どちらもまたSnow Leopardに戻したのだ。
・ 1時間ほど外出して帰宅してみると、まだインストールが終わらない。そのうち、画面がブラックアウト。で、トラックパッドを操作して表示させるが、バーが進捗しない。そのまま30分以上まったが変化がないようなので、しびれを切らして、電源オフ→再起動する。
・ するとインストールが続き、ほどなく完了。ここで、かなり内部的な処理をしていたようで、20分ほど待たされたうえで、インストール完了。
・ いろいろと動作確認してみても、問題なし。以前のような画面のカクカクもなし。このままクリーンインストールせずに使おうか、迷うほど動作が快適だった。
・ で、今度は再度Command+Rで起動して、ディスクユーティリティを起動し、ディスクを初期化する。特に問題なし。
・ そして、そこに新規にEl Capitanをインストールしようとしたが、「このアイテムは現在一時的にご利用になれません。しばらくしてから、もう一度お試しください。」というエラーが出る。こういう場合、いくら待っても埒が明かないのがアップルの常なので、Googleで見てみると、やはりそうだった。
・ アップルIDとマシンが紐づけされていて、そのMacでダウンロードしたインストーラーでないとインストールできないのだという。このあたりの情報収集にもだいぶ時間がかかる。
・ それから迷ったすえ、このマシンのインストールディスク(USB)を探し出し、そのUSBを差し込んだうえでインストールしようとしてみたが、だめ。やはり、MacAppStoreでの情報が肝なようだ。そこで、当初OSの入ったUSBから起動して、10.6をインストール。アップデーターをかけて10.6.4になる。これ以上はアップデートできない。
・ここで、El Capitanのinstallプログラムを直接このマシンにダウンロードしようとするが、見つからない。リンクをクリックすると、iTunesが立ち上がり、該当するプログラムがないと言われる。
・仕方なく私の10.12マシンの購入履歴からまたEl Capitan installerをダウンロード。これを10.64のアプリケーションフォルダに入れてダブルクリックすると、10.68以降じゃないと起動できないという。しかし、10.64→10.68へのアップデーターなど、どこにもない。
・ 結局万歳して、いまTimeMachineから10.8を復元中←イマココ。