昨夜は睡眠薬を半分に減らしたせいか、4時過ぎに目が覚めた。そのまま眠れず。点滴に備えて6時10分前に起きる。朝焼けが美しい。トイレ、歯磨き、髭剃りを済ませる。一応、何があるか、わからないから。
6時15分から手術着に着替えて、点滴開始。テレビやネットのニュースを見たりして過ごす。ここに来てから落としたお絵描きソフトのArtStudioで黒犬を描いたが、初めて触ったのに15分ぐらいで案外とそれらしくなって、自分でも驚いた。
8時45分、妻が来る。9時近く、Y医師が来てくれた。9時23分頃「では、再検査、いってきます」と投稿しかけたところで、お迎えが来てしまった。あと5秒あれば送信できたのだが。
2階奥の手術室まで歩いていく。7日に感じたよりずっと狭い部屋で、あの時より明るく感じた。自分で手術台にあがる。おととい担当してくれて仲良くなったSさんというナースがあれこれと気を遣ってくれ、心強かった。
Y医師がテキパキと進めてくれ、手術は滞りなく進んだ。これからどうするか、逐一声をかけてくれる。6面のモニターは体の真上の方にあって、見えない。前回よりもずっと苦痛なく、終わった。
自分で起き上がり、踏み台を降りて、車椅子で病室へ。待っていた妻が安堵した顔をする。それから処置をしてもらい、ベッドに横になる。造影剤を出すため、お茶をずいぶん飲む。
1時間の安静の後、起きてトイレに行き、すぐに昼食になる。その後、1時頃から画像を見ながらドクターの説明を聞く。こんな根元の太い所が詰まって、よく生きながらえたものだと、改めて思う。右心室の底はダメになってしまったようだが、処置が早かったので、心臓の機能としては一応保たれていると聞き、ほっとした。
その後、右腕の血管がやけに盛り上がって硬くなり、痛みが増してくる。ドクターに来てもらって、弾力のある包帯でぐるぐる巻きにしてもらう。血管が蛇行しているので、そこをカテーテルが通過する際に傷が付いて内出血しているらしい。
妻が帰ったあと、文字化けした原稿の修正をして送り返す。簡単には退治できず、手間取る。やはり、Jeditのお世話になった。
それから無事を知らせる簡単なメールを、見舞いに来てくれた人たちを中心に送る。右手がまったく使えないので、iPhoneを左手で持ち、左の人差し指でフリック入力するしかない。痛みもひどく、けっこう大変だった。
少しうとうと寝てから、さっきの絵を手直ししようと思ったら、保存し損なっていたことがわかり、がっかり。また描き直したが、さっきほど可愛くならない。とくに目が難しく、せっかく送ってやったのを妻に酷評されて、何度もやり直した。
次第に痛みや腫れも少し収まってきた。夕食は、左手で箸を使って苦労しながら食べた。この投稿をするぷろで書く。
今日は初めて見舞いの人が一人も来ない静かな一日だった。
気持ちのいい看護婦さんのSさんが夜の担当。9時近くに、右手首の止血器具を外して包帯を巻き直してもらい、ずいぶん楽になった。
点滴のポンプ。終了が近づいたりすると、うるさくアラームを鳴らす。バッテリー内蔵で、コンセントを抜いて、トイレに連れていく。
昼食。サワラの山椒焼き。ご飯がお握りにしてくれてあったので、食べやすかった。
この夕食だけ、AとBから選べた。これは、看護婦さんの勧めで選んだ豆腐のオイスターソース餡かけ。
せっかくだから、入院中の身らしいことをしようと、初めて描いた黒犬。ほんとはもっと可愛いのだが。
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