最近、DVDを焼くこともずいぶん減ってしまった。データが増えすぎて、ちまちまと4GBなんかずつ分けて焼いていていられない。MacにBDが装備されないこともあって、GBあたりの単価の安いハードディスクへバックアップを取るようになっている。
たしか去年の暮れだったか、ロキシオからToast10が50%引きという案内がきて、申し込んだ。動作が保証されないはずのToast8がちゃんとSnow Leopardで動いていたので、必要性はあまり感じなかったが、9を飛ばしてしまったので、そろそろ10にしておこうと思ったのだ。おまけに、妻がよく動画のフォーマット変換で苦労していたから、むしろそっちのほうで付属アプリが役立つはず。だったらパッケージ版のほうが、マニュアルも付いているのでいいだろう。
ということで、申し込んで、私のMacにはインストールせずに放ってあったのだが、めんどくさがって妻が一向にインストールしてくれない(考えてみると、彼女はこれまでパッケージ版ソフトを一人でインストールしたことはない)。おまけにToast11が春に出てしまい、2ヵ月ぐらいのうちに同じ金額のアップグレードの案内が来て、とても悔しい思いをした。もう少し先だと思っていたのに……。おまけに、メインマシンをMacbook Airにしたので、DVDがよけい縁遠くなった(でも、Windowsをインストールするために、純正の外付けDVDドライブを買った)。
今日、内蔵SSDや外付けのあちこちに飛び飛びに分散しているデータをまとめて1枚のDVDに焼く必要ができて、しかもそれが9枚以上も別々に作らねばならないので、やっぱりToastを使わないと大変だと思って、ようやくパッケージを開封し、インストールした。ところが、動作が変だ。ただディスクに追加して行くことはできるが、フォルダをToast上で作っても、ファイルが中に入らない。肝心のドラッグ&ドロップができないんじゃ、Toastを使う意味はない。
ロキシオのサイトに行ってみると、アップデータが何本も出ていた(10.0.0→10.0.8)。こんなに不具合があって、その対処に追われていたのか……。最新版をダウンロードしたが、付属ソフトも一緒なので、500MB弱ある。ようやくダウンロードが終わり、いま使い始めたところだが、長年なじんだソフトはやっぱり安心感がある。かつてのMacらしいクールなデザインでなくなってしまったのは、ほんとに残念だが。
このToast10は、Lionでは動作しないと書かれている。11にバージョンアップしなければならない。でも、高度な圧縮などをやらせずにただDVDを焼くだけなら、ちゃんと動くのかもしれない。安心して使えるいまのうちに、せめて使いこんでおくことにしよう。
そうそう。付属のソフト、マニュアルにはぜんぜん操作説明が載っていない。1/3ページ分だけ、ソフトの名前と1行解説が並んでいて、各ソフトのヘルプを見ろと書かれているだけだ。これじゃ、パッケージ版を買った意味はなかった。今日もまるごと全部ダウンロードさせられたわけだし。
うんうん、そうだった。昔、初めてCD Spin Doctorを使ったときに、これは経験済みだったんだ。やれやれ。まだちゃんと動かしていないが、これらの付属ソフト、あまり昔と変わっていないような印象がある。Disk Catalog Makerは正規版を持っているし(ほとんど使っていないが)、バックアップソフトも別に持っている。SoundItは古いままだが、ま、いちおう動くようだし、GarageBandでなんとかしのげる。これは、高い買い物だったな……。